【GTEC vs 英検】違いを比較！小学生の英語学習に役立つポイントとは| 2024年最新

2024年10月17日 2024年10月17日

Cowii 編集部

小学生向け英語テストを知ろう

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子ども向け英語テストといえば「英検」（実用英語技能検定）の知名度が高め。

英検を取っておけば、受験や就職で役に立つだろうというイメージのパパ・ママもいるのではないでしょうか？

でも実は、近年注目を集めている「GTEC」（Global Test of English Communication）も、子どもの英語学習に役立つ可能性があります。

「GTEC」は比較的新しいテストで、グローバルなコミュニケーション能力の測定に焦点を当てています。

中高生対象のスコア型英語テストでは、受験者数が日本でNo.1。

どちらのテストもそれぞれの特徴があり、子どもの学習スタイルや目標によって、適している方が変わってくるかもしれません。

ここでは、「英検」と「GTEC」の違いを分かりやすく解説し、小学生の英語学習にどのように役立てられるのかをご紹介します。

お子さんの英語力を伸ばすためのヒントが見つかるかもしれません。

それでは、まず「英検」と「GTEC」の基本的な違いから見ていきましょう。

「GTEC」「英検」どう違う？

GTEC（Global Test of English Communication）は、ベネッセが提供する英語コミュニケーション能力テスト。

実践的な英語力を測定することを目的としています。

①小学生～中学1年生向け、②中高生向け、③大学生・社会人向けの3種類があります。

測定するスキル
- GTEC：4技能（読む、聞く、書く、話す）を総合的に評価
- 英検：5級、4級では読む、聞くの2技能。3級以上では話す、書く試験も実施
評価方法
- GTEC：スコア型（トータルスコアと各技能別のスコアを提供）
- 英検：級制度（5級から1級まで、合格/不合格で判定）
テストの頻度
- GTEC：年2～3回程度
- 英検：年3回の公開会場での試験（SCBTは通年を通して受験可能）
問題の特徴
- GTEC：実生活に即した場面設定が多く、実践的なコミュニケーション能力を重視
- 英検：基礎的な文法や語彙力を重視しつつ、実用的な英語力も測定
結果の活用
- GTEC：詳細なフィードバックレポートが提供され、具体的な弱点把握や学習計画に活用可能
- 英検：級という形で明確な到達度がわかり、受験や就職時の証明として広く認知されている
対象年齢
- GTEC：GTEC Juniorから大学生・社会人向けまで幅広く対応
- 英検：英検Jr.から一般の英検まで、幅広い年齢層に対応

「GTEC」は、学習進捗の把握や入試対策に適している一方、「英検」は社会的認知度が高く、幅広い用途で活用されています。

【GTEC Junior】難易度は？

主に小学生向けには「GTEC Junior」というテストがあります。

4技能の英語力がどれくらい身についているかをタブレットを用いて楽しく測れるテストです。

「GTEC Junior」の特徴と難易度について詳しく見ていきましょう。

GTEC Juniorの3タイプ

Junior 1：外国語活動を始めたばかりの児童向け

Junior 2：ある程度外国語活動の経験がある児童向け

Junior Plus：英語の授業を多く受けている児童向け

各タイプの特徴と難易度

項目	Junior 1	Junior 2	Junior Plus
対象	外国語活動を始めたばかりの児童（主に小学3〜4年生）	ある程度外国語活動の経験がある児童（主に小学5〜6年生）	英語の授業を多く受けている児童
特徴	基本的な英語の音声や文字に慣れることを重視	基本的なコミュニケーション能力の測定に重点	より高度なコミュニケーション能力の測定
リスニング難易度	簡単な指示や挨拶を聞き取る	短い会話の内容を理解する	やや長めの会話や説明を理解する
リーディング難易度	簡単な単語を読む	短い文章を読んで内容を把握する	まとまりのある文章を読んで詳細を理解する
ライティング難易度	音を聞いて文字が書ける	基本的な単語を書く	自分の意見や経験について短い文章を書く
スピーキング難易度	挨拶や自己紹介をする	質問を理解し、その質問に対して答える	与えられたトピックについて自分の考えを述べる

「GTEC Junior」の3タイプは、子どもの英語学習の状況や経験に合わせて選択可能。

学校での外国語活動の状況や、お子さんの英語学習歴を考慮して適切なタイプを選ぶことで、より正確に英語力を測定し、今後の学習に役立てられます。

定期的に受験することで、英語力の成長を段階的に確認できる点も、「GTEC Junior」の大きな特徴です。

我が子にはどちらが適している？

例えば、子どもの総合的な英語力を伸ばしたい場合は「GTEC Junior」がおすすめです。

一方、段階的な目標設定が好きで、級を取得する達成感を味わいたい場合は英検が向いているかもしれません。

どちらのテストも、お子さんの英語学習をサポートし、モチベーションを高める役割を果たします。

子どもの性格や学習スタイル、将来の目標に合わせて選択することが大切。

また、両方のテストを併用することで、より多角的に英語力を評価し、バランスの取れた学習を進めることもできるでしょう。

「GTEC Junior」で伸びる力、受験で有利に

「GTEC Junior」は、英語力を測るだけでなく、さまざまな能力を伸ばす機会にもなります。

総合的な英語コミュニケーション力
- 4技能（読む、聞く、書く、話す）をバランスよく伸ばす
- 実生活に即した場面設定で、実践的な英語力が身につく
自己表現力
- 英語で自分の考えや経験を表現する力が育つ
- スピーキングやライティングを通じて、自信を持って英語を使う力が向上する
問題解決能力
- 様々な問題形式に取り組むことで、論理的思考力が育つ
- 情報を整理し、適切な回答を選択する力が身につく
ICTスキル
- タブレットベースのテストを通じて、基本的なデジタルリテラシーが向上する
自己評価能力と学習意欲
- テスト結果を通じて、自分の強みと弱みを把握し、学習計画を立てる力が育つ
- 定期的な受験により、目標設定と達成の喜びを経験し、学習意欲が高まる
グローバル意識
- 英語を通じて、異文化への興味や理解が深まります。

「GTEC Junior」は、これからの時代を生き抜くための能力を継続的に伸ばし、お子さんの将来のグローバル社会での活躍に向けた土台をしっかり育んでくれます。

中・高生向けのGTECは大学・短大の入試で活用されているので、受験で有利にと考え受験する生徒が多い印象です。

「GTEC」と「GTEC Junior」受験費用と時間は？

レベル	受験料	レベル	受験時間	備考
GTEC CBT	9,900円	高２後半〜高３レベル	約150分	・PCで測定・個人申し込み
GTEC Advanced	公開情報なし	高１〜高３レベル	約110分	・団体申し込み・公開会場受験型は個人申し込み
GTEC Basic	公開情報なし	中３〜高２レベル	約110分	・団体申し込み・公開会場受験型は個人申し込み
GTEC Core	公開情報なし	中２〜中３レベル	約92分	・団体申し込み・公開会場受験型は個人申し込み
GTEC Junior Plus	4,730円程度	中学１年生レベル	約95分	・中学生は、Junior Plusのみ・団体申し込み・公開会場受験型は個人申し込み・4技能をタブレットで測定
GTEC Junior 2	4,180円程度	小学６年生レベル	約90分	・団体申し込み・公開会場受験型は個人申し込み・4技能をタブレットで測定
GTEC Junior 1	4,180円程度	小学５年生レベル	約85分	・団体申し込み・4技能をタブレットで測定