【音声付き多読絵本】英語学習者におすすめの『UER』とは?大人の英語の勉強でも話題に!
洋書絵本は英語習得への近道
英語学習者にとって、洋書絵本は最高の先生。日本語でも、皆さんの最初の読みものは「絵本」だったのではないでしょうか。
絵が描かれていることによって、言葉がリンクしやすく、こういう状況で使うんだという「気づき」に導いてくれるというのが大きなメリットです。
繰り返し読むことで理解を深め、覚えた単語や文章は長期記憶へと移行。多くの読みものに触れ、良書に出会うことが英語習得への近道だと言われています。
そこで今回は、多読リーディングシリーズで定評のある『Usborne English Readers』をご紹介します。
実力派リーディングシリーズ『Usborne English Readers』とは?
『Usborne English Readers』は、第二言語学習者(英語を母国語としない方)のために開発されたリーディングシリーズ。
Cowii えいご絵本専門店によるおすすめポイントをご紹介します。
その1:読み聞かせてくれる
バックカバーに印字されたQRコードをスマホで読み取ると、オンラインオーディオに無料で接続されます。イギリス英語にもアメリカ英語にも対応しているので、一冊につき両方の音声に親しむことができます。
音声付き書籍なら、単語はもちろん文章の抑揚や※リンキングサウンドを確認することができます。さらに、リスニング・シャドウイングの練習もでき、多面的に学習することができますよ。
スマホさえあればすぐにオンラインオーディオにアクセスできるので、日常に取り入れやすく、お出かけの際にも便利です。
※リンキング
Check it out(/tʃék//ít//άʊt/)→「チェック イット アウト」ではなく「チェケラゥ」といったように単語を組み合わせて発音すること
その2:レベルに合わせて選べる
レベルは全部で4種類。「STARTER LEVEL」「LEVEL 1」「LEVEL 2」「LEVEL 3」があり、文章量や、使われている単語・文法などが段階的にステップアップします。
モチベーションを保ちながら英語学習を続けるには、絵本の英語レベルを確認することが大切。いきなりハイレベルなものを選んでしまうと結局続かなかったなんてことも。
分量や難易度、内容を確認して、使える単語や文法、表現方法を確実に増やしていきましょう。
その3:世界の名作で教養を深める
内容は、ディズニー映画の原作にもなった世界の名作童話や、ギリシャ神話など、日本でもなじみ深い物語が多く、巻末には理解を深めるアクティビティやワードリストが附属。
日本語でも読んだことがある絵本は、英語学習の導入にもぴったり!
新しい発見や、イングリッシュネイティブならではの表現方法に出会えるかもしれません。
繰り返し読んで、英語学習を充実させていきましょう。
『Usborne English Readers』レベル詳細
『Usborne English Readers』をレベル別に詳しくみていきましょう。
STARTER LEVEL
時制は、現在形と現在進行形が主に使われています。文章は1回で読み切りやすい構成で、文章量は24ページ、単語数は約400-800語収録されています。
初心者向けとは言え、基礎文法が充実。重要構文を繰り返すことで強化し、リーディング学習・リスニング学習をしっかりサポートしてくれるでしょう。
イラストには、吹き出しがついていたり、学習者が物語に夢中になれるストーリー展開になっているのが特徴
大人の英語学習にはもちろん、子どもへの読み聞かせにもおすすめです。
LEVEL 1
過去形や過去進行形、未来形など時制の幅が広くなる『LEVEL 1』。
文章量は32ページ、単語数は800-1,200語に増え、『STARTER LEVEL』よりも内容が濃く、読みごたえが出てきます。
『LEVEL 1』からイラストに吹き出しがなくなりますが、挿絵は全てのページに描かれています。
LEVEL 2
『LEVEL 2』になると、童話だけでなく、世界的に有名な神話や伝記なども加わります。
時制には現在完了なども加わり、文章量も40ページ、単語数は約1,400-2,200語。描写的に物語が進行し、読み応えは抜群。
それでもなお、全てのページに美しい挿絵が描かれているので、英語とイラストがリンクしやすく、英語学習を効果的にフォローアップしてくれるでしょう。
LEVEL 3
文章の構成がより複雑になり、時制域も広がり、過去完了や受動態も登場する『LEVEL 3』。文学小説などでも有名な物語が揃っています。
文章量は48ページ、単語数は3,000-3,600語に増えて、文学的な表現にも出会えます。
英語の勉強はもちろん、英文学の世界へ導いてくれるでしょう。
子どもにはどうなの?『UER』
「STARTER LEVEL」は、読み聞かせに丁度いい分量。
園児や小学生の子ども達は、日本語の絵本との違いを教えてくれたり、お気に入りの物語を見つけて楽しむことができます。
筆者の家では、日本語でなじみのある物語なら「LEVEL 2」でも「よーんーで!」と子どもが持ってきます。ただ分量が多いので、数日に分けています。
発音が分からない時は、オンラインオーディオで文章丸ごと確認できるので、大人もとてもいい勉強に。
コンパクトサイズで軽く、持ち運びしやすいので、かばんやベッド脇に忍ばせて、頼れる存在になっています。
英語絵本を活用して大人も学びを継続!
英語絵本や児童文学書籍は、心にも栄養を与えてくれ、リーディング用の学習教材として注目を集めています。
第二言語習得の近道は「継続」すること。この機会にぜひ、英語絵本を学習の選択肢にいれてみてくださいね。